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ジャニーズ事務所は「まだ認めてもいない」 性加害問題…「被害者と対話して救済を」 近く“刑事告発の考え”も

2023年9月4日 19:28
ジャニーズ事務所は「まだ認めてもいない」 性加害問題…「被害者と対話して救済を」 近く“刑事告発の考え”も

4日、ジャニーズ事務所の記者会見が3日後に予定されるなか、ジャニーズ性加害問題「当事者の会」が会見をひらきました。

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元ジャニーズJr.「当事者の会」 石丸志門副代表(55)
「争いごとを好んで起こそうとは思っていません。(ジャニーズ事務所が)胸襟を開いて話し合いに応じていただければ、過去の清算も未来への道作りも可能であると考えています」

7日に予定されているジャニーズ事務所の記者会見を前に、ジャニーズ事務所に対しての要請を発表しました。冒頭、元ジャニーズJr.「当事者の会」の平本淳也代表(57)は「ジャニーズ事務所が今後、一方的に案を発表する、講じるのではなく、被害者と対話、その中から生まれてくるアイデアとか希望をくんでもらいたい」と強く求めました。

ジャニーズ事務所と被害者が直接対話しながら、救済を進めていくことが大切だと訴えました。

元ジャニーズJr.「当事者の会」 平本代表
「被害者の声を現場に生かしていただきたい。被害者とともに被害者を救っていけるスキーム(計画)を立てていただきたい」

外部の専門家による再発防止特別チームの調査の結果、「性加害はあった」と認定されたジャニーズ事務所。特別チームからは、被害者に適正な補償をする制度を直ちに構築すべきと提言を受けています。

4日、当事者の会も、事実究明と被害の救済を行う新たな委員会を設置することを、ジャニーズ事務所に要請しました。

元ジャニーズJr.「当事者の会」 石丸副代表
「事実究明・対話救済委員会の設置を速やかに行うことを強く要請します」

委員会を運営する資金については、藤島ジュリー景子社長や取締役が出資し、テレビ局などのメディア各社に対しても、任意で拠出するよう求めています。

さらに、会見では、検事総長宛ての封筒が掲げられました。詳しくは明らかにしていませんが、近く刑事告発する考えを明らかにしたのです。

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ジャニーズ事務所の会見が迫るなか、「当事者の会」のメンバーが今、思うことを述べました。

元ジャニーズJr.「当事者の会」 大島幸広さん(38)
「ジャニーズ事務所に対しては、まだ認めてもいただいていないですし、謝っていただいてもいない。まずそこだと思います」

「当事者の会」 イズミさん(56)
「今、芸能界を目指している小学生、中学生、高校生。こういう被害を受けることがないような世の中になればいいかなと」

元ジャニーズJr.「当事者の会」 石丸副代表
「ジャニーズ事務所をまだ信じていたい。ジャニーズ事務所とともにすべての被害者を救済していきたい」

元ジャニーズJr.「当事者の会」 平本代表
「おじさんに犯された、傷つかないと思います? 忘れると思います? 忘れないよね、絶対。そういう人たちです。まだ見ぬ被害者たちが希望を持って前を向けるのであれば、自分たちに与えられた使命と思っている」