ジャニーズ事務所のジャニー喜多川前社長による性加害問題をめぐり、被害を訴える元所属タレントらが会見を行い、事務所に対し、被害者と直接対話しながら被害の救済を進めることを要請しました。

ジャニーズ性加害問題当事者の会　石丸志門副代表
「（ジャニーズ事務所が）胸襟を開いて話し合いに応じていただければ、過去の清算も未来への道作りも可能であると考えております」

ジャニーズ事務所が設置した再発防止特別チームは先週、前社長による性加害を認めたうえ、被害者に適正な補償をする制度を直ちに構築すべきと提言しています。

これを受け、「ジャニーズ性加害問題当事者の会」は4日、会見を行い、事務所や取締役が資金を出し、テレビ局などのメディア各社が任意で資金を拠出する基金を設立したうえで、事実究明と被害の救済を行う新たな委員会を設置することを事務所に要請しました。委員会は「当事者の会」が推薦する委員も含めて構成し、被害者と直接対話をしながら救済や補償を行うことを求めています。

また会見で、「当事者の会」は近く刑事告発をする考えを明らかにしました。

ジャニーズ事務所は7日に会見を行い、今後の事務所の取り組みなどを明らかにする見通しです。