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“統一教会”が会見「会員として安倍元首相の登録はない」 山上容疑者の家庭状況については…

2022年7月11日 20:46
“統一教会”が会見「会員として安倍元首相の登録はない」 山上容疑者の家庭状況については…

安倍元首相が銃撃され死亡した事件。送検された山上徹也容疑者は「母親が宗教団体にのめり込み、多額の寄付をするなどして家庭生活がめちゃくちゃになった」などと話しているということです。その特定の宗教団体として浮上していた宗教団体「世界平和統一家庭連合」、いわゆる“統一教会”が11日午後、記者会見を行いました。

    ◇

安倍元首相の通夜が始まる前の11日午後5時半ごろ、安倍元首相との別れを惜しむ参列者が続々と集まりました。

銃撃事件から3日。奈良市・大和西大寺駅前の事件現場では、連日、途切れることのない弔問客が訪れています。

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安倍元首相を殺害した疑いで送検された山上徹也容疑者(41)は、「とにかく殺そうと思って、遊説先を調べていた」と話しているといいます。強い殺意と計画性が、次第に浮かび上がってきました。

その動機とみられているのが、山上容疑者の「特定の宗教団体に恨みがあり、安倍元総理がこれとつながりがあるかと思い込んで、犯行に及んだ」という供述。

その特定の宗教団体として浮上していたのが、宗教団体「世界平和統一家庭連合」、いわゆる“統一教会”です。11日、会見を開きました。

世界平和統一家庭連合 田中富広会長
「公式見解を発表する必要があると感じ、記者会見を開かせていただきます」
「第一に、山上徹也容疑者は、当法人の信者ではございません。母親は当法人の教会員であり、これまでも1か月に1回程度の頻度で、教会の行事に参加してまいりました」

山上容疑者の母親については、「教団に所属している」と認めました。

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教団は1954年に韓国で創立され、その後、日本でも活動を開始しました。

しかし1980年代以降、教団の決めた相手と結婚する「合同結婚式」や教団名を隠した信者勧誘などが社会問題化しました。脱会した信者が教団を訴えた裁判でも、勧誘などについて「違法性」を認める判断が示されたことがあります。

教団について、山上容疑者は「母親が宗教団体にのめり込み、多額の寄付をするなどして、家庭生活がめちゃくちゃになった」と話しているといいます。

「多額の寄付」、いわゆる“献金”について、教団は――

世界平和統一家庭連合 田中富広会長
「献金の額、それぞれはご本人の信条に基づいて、献金されていると受け止めております。高額で献金されてきた方々は、かつてもいらっしゃいます。ご本人に対するノルマという扱い方はしておりません」

山上容疑者の家庭状況については――

世界平和統一家庭連合 田中富広会長
「お母さんの入会ですけども、98年頃だと思いますが、正確な情報はございません。(家庭が)破綻されたということをお聞きしておりますけども、これが2002年頃だったと思います。その後、このご家庭に高額献金を要求したかどうかという事実は、記録上、一切残っておりません」

具体的な献金額については明らかにしませんでした。

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事件前日、山上容疑者は、奈良市内にある教団の支部に訪れていたとみられ、そこで「銃の試し撃ちをした」と供述しているということです。11日、教団の支部の壁には、弾痕のようなものが確認できました。

近所に住む人
「(事件前日の)朝の4時ごろですね。外で『ぼーん!』という音がしたんですよ。低めの、たぶんガス管が爆発するような、ものすごい音がしたんですよ。その音が鳴った直後に、車が走り去ったような音を聞いた。軽自動車っぽい音の車だったような」

警察も、周辺の防犯カメラに山上容疑者のものとみられる車が映っていたことを確認したということです。さらに、山上容疑者は「山の中で試し撃ちをした」とも供述しているといいます。

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山上容疑者は、犯行計画を周到に進めたとみられます。しかし、「宗教団体のメンバーを狙おうとしたが、難しいと思い、安倍元総理を狙った」と話しているといい、宗教団体から安倍元首相へ矛先を変えたといいます。

記者会見でも記者から質問がありました。

――教団と安倍元首相との関係は?

世界平和統一家庭連合 田中富広会長
「友好団体が主催する行事に、安倍元首相がメッセージ等、送られたことはございます。ただ、会員として安倍元首相が登録されたこともありませんし、顧問にもなったことはございません」
「いずれにしろ、教会に対する恨みや、そこから安倍元首相の殺害に至るということは、とても大きな距離があって、私たちもその理解に少し困惑をしております」

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選挙期間中に発生した前代未聞の銃撃事件。岸田首相は11日午後2時すぎ、選挙戦を終え、会見を行いました。

岸田首相
「一番悔しかったのは、日本を取り巻く環境が大きく変わり、内外の課題が山積する中で、凶弾に倒れた安倍元首相、ご自身だったと思います。日本という国の繁栄と安心を確保していくという使命に、まい進してまいります。 私自身が、その先頭に立ってまいります」

政府は、安倍元首相に最高位の勲章である「大勲位菊花章頸飾」を授与することを決定しました。12日に行われる告別式のあとには、遺体を載せた車が首相官邸や、国会議事堂の周辺を巡り、最後のお別れをする予定です。