将棋の叡王戦第4局を前に藤井聡太六冠は、対局が行われる岩手県宮古市で、東日本大震災の犠牲者に献花を行いました。

叡王戦五番勝負第4局が行われる岩手県宮古市に入った藤井六冠らは、遊覧船に乗り、うみねこにパンを与えながら、国指定の名勝「浄土ヶ浜」に向かいました。

藤井六冠らは献花台に花を手向け、東日本大震災の犠牲者に黙とうをささげました。岩手県を初めて訪れた藤井六冠は、「被害の大きさを痛感した。その中でも復興されている印象が強い」と語りました。

叡王戦では、第3局までで、藤井六冠が挑戦者の菅井竜也八段に2勝1敗と3連覇に王手をかけています。宮古市でのタイトル戦は10年ぶりで、藤井六冠は「注目していただけると思うので、応えられるように精いっぱい指したい」と意気込みを語りました。

第4局は28日午前9時に始まり、夜には勝敗が決まる見込みです。