子宮けいがんワクチン「キャッチアップ接種」周知へ 今年度まで無料
子宮けいがんの原因とされるHPV=ヒトパピローマウイルスへの感染を防ぐためのワクチンの「キャッチアップ接種」の周知活動が、厚生労働省により千葉大学などで行われています。
「キャッチアップ接種」は、国がHPVワクチンの積極的なよびかけを中止した時期に接種の機会を逃した、1997年度から2007年度生まれの女性が、無料で接種できる制度です。
制度は今年度で終了しますが、厚労省の調査では、接種対象者のおよそ半数が制度を知らなかったということです。
そのため厚労省は、千葉大学など7大学でこの制度に関するポスターの掲示など周知キャンペーンを行っています。
2003年生まれ・学生
「たまたまこれをみて知ったという感じ。(接種について)考える機会が訪れるので、いいことなのかなと」
また、大学付属病院ではワクチンの集団接種も行われました。
厚労省は「正しい理解のうえで接種を判断できるよう、情報提供を行っていきたい」としています。