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「少しでも元気にしたい」名古屋市の中学生、七尾市でボランティア

2024年2月10日 20:55
「少しでも元気にしたい」名古屋市の中学生、七尾市でボランティア
3連休初日の10日、能登半島地震の被災地では各地でボランティア活動が行われました。石川県七尾市能登島では、県外の中学生の姿もありました。

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「このタオルはいらないタオル?」

七尾市の能登島でボランティア作業を行う中学3年生の青木耕太郎さん。「人の助けになるなら」と、初めてボランティア活動に参加しました。

青木さんは9日夜、中学生から大人まで45人の参加者とともにバスで名古屋市を出発。午前6時半、一行はおよそ8時間をかけて、能登島・野崎町に到着しました。

活動を主催するNPO法人「愛知ボランティアセンター」は、2011年の東日本大震災をきっかけに発足した団体で、学生や仕事をしている人が参加しやすいようにと、週末に活動しています。

初日の10日は、事前に要望のあった家屋の片付けなどを手伝いました。青木さんは、片付けだけではなく、地元の人たちとの会話も大切にしたいと活動に励みました。

青木耕太郎さん
「やっぱり少しでも元気にしたい思いで、積極的に話すようにしている」

各地でボランティアが徐々に活動を始め、被災した人たちの心の支えにもなっています。

地元の人
「安心してお任せできる方が来てくれて、ありがたい、感謝している」「うれしいです。ありがたく、涙流しています。(若い力は)頼もしいですね」

青木さんたちは午後3時まで活動した後、名古屋市に戻り、11日はまた別の参加者たちが訪れます。 この団体は、地元の人たちが一日も早く日常を取り戻すことができるよう、今後も継続的にこの地区で活動することにしています。

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