東京・江東区長選挙をめぐり区長を支援していた柿沢未途衆議院議員側が、地元区議らに現金を渡していた疑いが新たに浮上しましたが、区議の1人が取材に応じ「1万円を受け取った」と話しました。

ことし4月の江東区長選挙をめぐっては選挙期間中、木村弥生江東区長が投票を呼びかける有料のインターネット広告を出した疑いで、東京地検特捜部が公職選挙法違反の疑いで捜査しています。

また、区長を支援していた柿沢議員側が、地元の区議らに現金を配布した疑いが関係者への取材で新たに浮上していますが、3日、柿沢議員側から現金を受け取ったとする区議の1人が取材に応じました。

江東区　鬼頭達也区議
「 (柿沢議員側から)陣中見舞いっていうのは、いただいてます」

――木村区長の応援よろしくというのは？

江東区　鬼頭達也区議
「それはなかった」

この区議は、ことし4月に、現金1万円を受け取ったものの、区長選挙と同時にあった自身の区議選の「陣中見舞い」との認識だったと話しました。一方で、3月頃、柿沢議員本人から木村区長の選挙応援を頼まれたということで、そのときは金銭のやりとりはなかったということです。