八潮市道路陥没 流れ込む水やがれきで救助活動が難航 きょう夕方にもスロープが完成か
埼玉県八潮市の道路が陥没しトラックが転落した事故で、穴に取り残されている男性の救助活動は夜を徹しておこなわれていますが、崩れたがれきや穴に流れ込む水のため難航しています。
この事故は先月28日、八潮市の県道が陥没し、74歳の男性運転手が乗ったトラック1台が転落して取り残されているものです。
穴は直径40メートルほどに広がっていて、男性の救助活動は穴にたまった水やがれきなどによって難航しています。
この水について、埼玉県は現場の道路の下にあった雨水などを流す管が陥没により破損し、上流・下流の双方向から水が穴に流れ込んでいるものとみていて、水の流れをせき止めるため、現場につながる管に土のうなどを積む作業が進められています。
また、がれきなどを撤去するためには重機を穴に入れる必要があり、近くの飲食店の駐車場から幅4メートルほどのスロープを石灰などで固めながら作っていて、早ければ1日夕方にもスロープが完成し、重機を投入できるようになる見通しです。
事故を受け、県は陥没の原因とみられる下水道管の管理や点検などに問題がなかったかを、第三者委員会を設置し調べる方針です。