気象庁、地震のメカニズム調査中 震源近くでは19日に海面変色を確認
24日午前8時すぎ、伊豆諸島の鳥島近海を震源とする地震があり、気象庁は一時、伊豆諸島と小笠原諸島に津波注意報を発表しました。八丈島では50センチの津波を観測しましたが、被害の情報は入っていないということです。
気象庁によりますと24日午前8時14分ごろ、鳥島近海を震源とするマグニチュード5.8の地震がありました。この地震で震度1以上を観測した地点はありませんでしたが、伊豆諸島と小笠原諸島に一時、津波注意報を発表しましたが午前11時に解除しました。
これまでに八丈島の八重根で50センチ、神津島港でも20センチの津波が観測されています。
八丈町役場によりますと、現在のところ被害は確認されていないということですが、気象庁は、しばらくの間は潮の流れが速い状態が続くため、海の中に入らないよう呼びかけています。
気象庁は、地震のメカニズムについては調査中としていますが、鳥島近海では海底火山の影響でこれまでも地震の規模が大きくなくても津波が発生しています。
今回の地震の震源に近い「須美寿島」の周辺では今月19日に海面の変色が見つかっていて、海底火山との関連についても詳しく調べることにしています。