秋田市消防本部に所属し火災や救急をはじめ日々、幅広い場面で活動する消防隊員や救急隊員が、感じている課題やその解決策などを発表する大会が秋田市で開かれました。現場で活動している隊員たちだからこその意見、訴えが続きました。

大会は、それぞれが日々の活動の中で感じている課題やその解決に向けた対策などを自由に発表しあうことで消防全体の知識や意識を高めようと開かれています。県大会、東北大会、全国大会まであります。秋田市消防本部の大会には7人が登壇しました。

救急救命士を目指す秋田南消防署の佐藤友飛さんは、救急車の緊急走行をテーマに市民向けの提案を発表しました。発表を審査するのは消防本部の幹部や各消防署の署長で説得力や表現力も加味して点数を決めます。

去年、秋田市でも異常出没したクマをテーマに意見を発表した隊員もいました。秋田南消防署の澤田崚さんは災害用に配備されているドローンの活用を訴えました。

県大会は来月9日に行われ県内13の消防本部から1人ずつが出場し、最優秀賞に選ばれた1人が4月の東北大会に進みます。