13日未明、小坂町で住宅が全焼する火事があり、焼け跡から1人の遺体が見つかりました。また、潟上市でも住宅などを焼く火事があり、焼け跡から1人の遺体が見つかりました。

日付が変わってほどなく、住宅地の一角で上がった炎。 火事があったのは、小坂町小坂鉱山字古川の鈴木祐一さん、63歳の住宅です。警察と消防によりますと、13日午前0時50分ごろ、鈴木さんと一緒に暮らす30代の甥から「家が燃えている」と消防に通報がありました。

火は通報からおよそ3時間半後に消し止められましたが、この火事で、木造一部2階建ての住宅1棟が全焼しました。鈴木さんは煙を吸い込み、病院に運ばれています。焼け跡から1人の遺体が見つかりました。この家には鈴木さんと80代の母親、それに甥の3人が暮らしていて、火事のあと、母親と連絡が取れなくなっています。現場は東北自動車道小坂ⅠCから東におよそ700メートルの住宅街の一角です。

また、13日は潟上市昭和大久保の小松幸子さん73歳の住宅でも火事がありました。警察と消防によりますと、午前2時半ごろ、近くに住む人から「家が燃えている」と通報が相次ぎました。

火は通報からおよそ3時間後に消し止められましたが、火元の木造一部2階建ての住宅1棟と隣にある店舗や工場を兼ねた建物が全焼し、近くにある住宅2棟の一部も焼きました。火元の焼け跡から1人の遺体が見つかりました。火事のあと、1人暮らしの小松さんと連絡が取れなくなっています。現場は道の駅しょうわから西におよそ2キロの住宅街の一角です。