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記録的大雨からの復旧続く 漁港にも影響が

2024年7月28日 17:44
記録的大雨からの復旧続く 漁港にも影響が

大雨の影響で子吉川や石沢川が氾濫した由利本荘市では28日も被害があった住宅で復旧作業が続いています。にかほ市では漁港にも影響が出ています。

由利本荘市の森子地区です。25日木曜日に近くを流れる子吉川が氾濫して、ほとんどの住宅が浸水し、一時緊急安全確保も出されました。この地区では子吉川からだけではなく山から流れてきた水も用水路から一気にあふれてきたといい、28日も住民たちが復旧作業に追われていました。

こちらの住宅では腰の高さほどまで水に浸かりました。県のまとめによりますと由利本荘市内で住宅の浸水被害は床上が29件、床下が25件確認されていますが全容は明らかになっていません。

住民「まさかこんなになるとは本当に思わなかったですよね。泣きたくなる」

森子地区では近くにある神社を片付けで出たごみなどの仮置き場にしていて地元の消防団がごみの回収と運搬にあたっています。

佐々木勇憲記者「にかほ市の金浦漁港です。海面が大量の流木などで覆われてしまっています」

金浦漁港やその周辺の海を埋め尽くしていたのは大量の流木。地元の漁協関係者などによりますと26日ごろから湾内にたまり始めました。記録的な大雨となっている山形の最上川を流れたものが海に出たあと、暖流に乗って流れ着いたとみられています。撤去の見通しはたっていないということで、今後の漁業への影響も懸念されます。

流れ着いたのは流木だけではありません。船も流れ着きました。船体には「もがみ」の文字が。最上川で船下りを楽しむ観光船です。所有する山形の会社では今回の大雨で船が複数流出したということで、所在が分かるものについては今後回収を進めていくことにしています。

復旧に向けた作業が続く中、県内は30日にかけて再び大雨となる所がある見込みです。 引き続き河川の氾濫や土砂災害などに厳重な警戒が必要です。

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