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クマの狩猟の再開決定 新たに100頭の捕獲認める

2023年11月24日 19:26
クマの狩猟の再開決定 新たに100頭の捕獲認める

クマの狩猟による捕獲頭数が上限に達したため、県は猟友会に対し自粛を求めていましたが、学識経験者などによる会議は狩猟の再開を認めました。一方、来年度のクマの個体数管理のあり方については引き続き検討することになりました。

県は学識経験者や猟友会の代表などからなる有識者会議を開き、異常事態が続いているクマへの対応について話し合いました。

会議は冒頭以外非公開で行われ、狩猟の再開の是非と来年度のクマの個体数の管理のあり方を協議しました。

クマの狩猟をめぐって県は、過去の実績から今年度の捕獲上限を100頭と定めていましたが、わずか半月ほどで上限に迫ったため、県が猟友会に狩猟の自粛を要請していました。

これについて佐竹知事は「猟友会の方もわずか2週間で100頭前後いくとは思っていなかったとそれほど相当山にいると、そんなに奥でない山にいますんで、これをこのままにしておくとまた来年でてくる」と述べ、狩猟の再開が必要だという認識を示しました。

24日の会議では「狩猟ではなく有害駆除で対応できる」といった反対意見も出たものの、新たに100頭の狩猟による捕獲を認め狩猟の再開が決まりました

来年度の個体数管理については科学的な知見が足りないとして、引き続き検討することになりました。

県によりますと県内にクマは4400頭生息していると推定されていましたが、24日時点で狩猟と有害駆除あわせて推定生息数の半数近い2138頭が捕獲されています。

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