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「中国の貧しい子どもたちに…」“イオンスマイルのドイ”や"損保のマツイ” 手口様々 秋田県内で詐欺被害相次ぐ

2024年7月10日 18:50
「中国の貧しい子どもたちに…」“イオンスマイルのドイ”や"損保のマツイ” 手口様々 秋田県内で詐欺被害相次ぐ

多額の金をだまし取られる詐欺被害が、相次いで明らかになっています。

美郷町に住む50代の女性は、うその投資話を持ちかけられ、1000万円をだまし取られました。

横手市の70代女性は、福祉施設の入居権をめぐる電話をきっかけに、約560万円の詐欺被害に遭っています。

大仙警察署の調べによりますと、美郷町に住む50代の女性は今年2月、無料通信アプリのLINEで友達申請をしてきた、外国人を名乗る男と、やりとりを始めました。

その後、相手から「投資に興味はありますか。投資で得たお金は中国の貧しい子どもたちへの給付金にすることができます。元本は必ず戻ってきます」などと言われ、同意した女性は、指示に従って、投資用のアプリをダウンロードし、指定された口座に100万円を振り込みました。

アプリ上で利益が増えたため、相手を信じた女性は、その後も金を振り込み続け、被害額は合わせて1000万円にのぼっています。

また、横手警察署の調べによりますと、6月上旬、横手市に住む70代の女性の自宅に“イオンスマイルのドイ”を名乗る男から「横手市に新しくできる老人ホームの入居権が当たった」という電話がありました。

女性が必要ないと伝えたところ、翌日、“損保のマツイ”を名乗る男から「名義貸しは犯罪になる」「施設の入居費用を負担してほしい」などと電話があり、女性は指定された都内の住所に約220万円を宅配便で送ったということです。

さらにその後、今度は弁護士を名乗る男から電話があり「このままだと裁判になる」などと言われたため、女性は、裁判費用のためとして、約340万円を送り、だまし取られたということです。

相次ぐ詐欺被害に、警察が注意を呼びかけています。

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