「あなたの携帯電話の番号が特殊詐欺の犯行に使われた」などという、うその話をきっかけにして、鹿角市の50代の男性が現金100万円をだまし取られる被害にあっていたことがわかりました。

鹿角警察署の調べによりますと、29日、鹿角市に住む50代の男性の携帯電話に、総合通信局の職員をかたる女から「あなたの携帯の番号が特殊詐欺の犯行に使われた」と電話がありました。

その後、高知県警察の警察官をかたる男に電話がかわり、「特殊詐欺に関わった疑いで身柄を拘束する」などと告げられたあと、検察官をかたる男に「被害額の1パーセントを支払えば拘束しない」などと言われ、金を要求されました。

男性は指示に従って、指定された口座に振り込み、現金100万円をだまし取られました。

不審に思った男性から警察に相談があり、被害が判明したものです。

複数人が公的機関の職員をかたって、トラブルを解決するなどとして金を要求する「劇場型」と呼ばれる手口で、警察はこのような電話やメールが来た場合はすぐに相談するよう呼びかけています。