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節分の豆 5歳以下の子どもに食べさせないよう呼びかけ 消費者庁

2023年2月2日 19:25
節分の豆 5歳以下の子どもに食べさせないよう呼びかけ 消費者庁

3日は節分です。消費者庁は硬い豆やナッツなどを5歳以下の子どもには食べさせないよう注意を呼びかけています。

消費者庁によると、節分の豆まきなどで使われるいり豆などの硬い豆やナッツ類は奥歯が生えそろわず、かみ砕く力や飲みこむ力が十分でない子どもにとって窒息や誤えんのリスクがあるということです。

消費者庁によせられたデータによると、2010年12月から2020年12月末までの期間で5歳以下の子どもが食品により窒息・誤えんした事故は141件で、そのうち豆類が原因となったのは25件を超えています。

2020年2月には、保育施設において、幼児がいり豆を食べたあと、意識がなくなり、病院に救急搬送されたもののその後、死亡が確認された重大事故もありました。

消費者庁は、5歳以下の子どもに硬い豆などを食べさせないよう注意を呼びかけています。そして、もしのどに詰まらせた場合の応急処置として、子どもの後ろから片手を脇の下に入れ、胸と下あご部分を支えて突き出し、あごをそらせ、片手の付け根で両側の肩甲骨の間を強く迅速にたたく「背部叩打法」などをホームページで伝えています。