島根で住宅浸水など被害相次ぐ 出雲市と松江市の全域37万人対象に「避難指示」
島根県で8日朝、線状降水帯が発生し、各地で道路の冠水や住宅の浸水被害が出ました。このあとも大雨が続く予報で厳重な警戒が必要です。
島根県東部に8日朝、同じ場所で非常に激しい雨が降り続ける「線状降水帯」が発生しました。出雲市では、道路の冠水が少なくとも72か所発生するなどしています。
出雲市西郷町では川の水位が上がって一家5人が避難できなくなり、消防がボートを使って全員を無事に救助しました。
救助された人
「急に水位が上がりまして、そこからは女性とか子どもの足ではもう無理ということで(救助)要請しました」
現在も出雲市と松江市の全域、およそ16万世帯37万人を対象に避難指示が出されています。
また、さきほど、川に車が転落しているのが見つかり、車内に人がいるということで消防が確認を急いでいます。
気象庁は、引き続き土砂災害や河川の氾濫などに厳重に警戒するよう呼び掛けています。