「日暮里・舎人ライナー」4日続けて一時運転見合わせのトラブル 都交通局、推測される原因を発表
東京の日暮里と足立区などを結ぶ「日暮里・舎人ライナー」で4日続けて一時運転を見合わせたトラブルをめぐって、東京都交通局は13日夜、現時点で推測される原因について発表しました。
10日と11日に発生した2度の停電については、電車に電気を送るため線路横に設置されている架線にたわみが生じたためと考えられるとしました。架線は気温の上昇で伸びた状態になりましたが、本来は架線の伸びを吸収するための装置に不具合があったということです。この架線のたわみにより10日は電車のパンタグラフが破損したとみられています。
また12日夜から13日朝にかけて起きた停電については、10日に交換したばかりの電車のパンタグラフのボルトが外れる不具合が起き停電したと説明しました。
都交通局は13日中に日暮里・舎人ライナー全車両のパンタグラフの緊急点検を行い完了したということです。また、それぞれのトラブルの関連についても引き続き調べることにしています。
都交通局は、「お客様に多大なご迷惑とご心配をおかけして申し訳ない。原因究明と再発防止を徹底したい」とコメントしています。