夕方もまだ暑い? 戸越銀座商店街 各店で節電も…暑さ対策との両立「難しい」との声<中継>
政府は27日、東京電力管内で電力需給が非常に厳しくなる見通しだとして、「電力需給ひっ迫注意報」を発令し、熱中症に注意しつつ無理のない範囲でできる限りの節電を呼びかけています。夕方になり、暑さは落ち着いてきているのでしょうか。東京・品川区の戸越銀座商店街から中継。
午後1時ごろからこの戸越銀座商店街にいるのですが、午後4時55分現在、日差しは落ち着いたものの、まだじりじりとした暑さは続いていて、手元の温度計で36℃近くになっています。
この厳しい暑さの中で「電力需給ひっ迫注意報」が発令されたわけですが、商店街にあるプリン専門店では、この日は節電のため、奥にある作業スペースやスタッフルームの電気を消して営業しているということです。また、スーパーでも話を聞きますと、「少しでも貢献できるなら」と軒下の電気を消したり、クーラーの温度を2~3℃あげたりするなど、それぞれのお店でできる節電をしていました。
一方で、急に暑さが厳しくなったこともあり、「食材の保管のためには、さらに電力を使うしかない」と、この暑さへの対策と節電の両立が難しいといった声も聞かれました。
東京電力によりますと、供給力に対する需要の割合を示す電力の「使用率」は午後3時から午後4時までは89%となっていて、「安定的」な状況ということですが、政府などは引き続き、熱中症に注意しつつできる限りの節電を呼びかけています。