石川県珠洲市で仮設住宅への入居が9日から始まるのを前に入居者に鍵が渡されました。

珠洲市の正院小学校のグラウンドに完成した40戸の仮設住宅。近隣の公民館では、入居者の一部を対象にした説明会が行われ、部屋の使用方法の説明や電気代などの支払いの手続きが行われました。

高齢の両親と避難所で生活をしている50代の男性。両親は耳が遠く、2次避難が困難なため、仮設住宅への入居を希望しました。

入居予定者
「年寄りなので他に連れていくのもどうかなと思って。こちら（仮設住宅）のほうが自分の家のようで落ち着けるのでは」

珠洲市内では1375人が避難所で生活し、仮設住宅への入居の申し込みは1600件を超えています。県は仮設住宅の建設を急ぐとしています。