×

月面探査機「SLIM」 日本初の月面着陸に挑戦へ

2024年1月19日 18:59
月面探査機「SLIM」 日本初の月面着陸に挑戦へ

20日午前0時すぎ、JAXAの月面探査機「SLIM 」が日本初となる月面着陸に挑みます。

宇宙航空研究開発機構=JAXAが中心となって開発し、日本初の月面着陸を目指す月面探査機「SLIM」は、将来の月や惑星探査に必要な「ピンポイント着陸技術」の実証などのため去年9月に種子島宇宙センターから打ち上げられました。

予定では20日午前0時0分頃、時速6400キロから大きく減速しながら月への降下を開始。午前0時20分頃日本として初めての月面着陸に挑む予定です。

月面着陸はこれまでアメリカや旧ソ連など4か国が成功していますが、いずれも着陸目標地点までの誤差が数キロから十数キロでした。これに対してSLIMは着陸目標地点に対して誤差わずか100メートルのピンポイントの着陸を目指しています。

着陸までのおよそ20分間に月面の写真を数回撮影し、事前の画像データと照らし合わせながら高精度に自身の位置を推定。さらに危険な岩などを避けて軌道を自動修正していくということです。

今回のピンポイント着陸が成功すれば日本初の快挙となり、将来の有人月面探査などに向け日本のプレゼンスを高めることになります。