東北では大雨警戒 土砂災害の危険度高まり名取市では「避難指示」も
東北地方の太平洋側を中心に雨が強まり、土砂災害の危険度が非常に高まっている所があります。この後も8日(水)にかけて断続的に雨が降る見込みで、土砂災害への厳重な警戒が必要です。
関東の東の海上を進む低気圧や、北陸地方で6日(月)夜に発生したもうひとつの低気圧の影響で、東北地方の太平洋側を中心に雨が強まり、雨量が増えています。
福島県の浪江では、7日(火)午前5時50分までの24時間に152.0ミリの雨が降ったほか、宮城県の加美で127.5ミリ、名取で107.0ミリの雨が降るなど、6月としては記録的な雨量となっている所もあります。
この雨によって土砂災害の危険度が非常に高まり、午前6時現在、宮城県や福島県内には「土砂災害警戒情報」が発表されている地域があります。
また、宮城県の名取市では、高舘地区、館腰地区、那智が丘地区、相互台地区、愛島地区、名取が丘地区、ゆりが丘地区の合計15500世帯、41500人を対象に「避難指示」が出されています。
この後も、一時的に小康状態になることはあるものの、8日(水)にかけて雨が降る見込みで、引き続き土砂災害への厳重な警戒が必要です。
また、自治体から出される避難情報などをこまめに確認し、少しでも危険を感じた場合は早めの避難を心がけてください。