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梅雨前線活発化 沖縄や奄美では大気不安定 激しい雨が降る恐れも

2022年5月20日 13:06
梅雨前線活発化 沖縄や奄美では大気不安定 激しい雨が降る恐れも
雨雲の様子(20日正午)

すでに梅雨入りしている沖縄や奄美では、梅雨前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込む影響で大気の状態が非常に不安定となり、激しい雷雨となる恐れがあります。

停滞する梅雨前線の影響で、先島諸島を中心に19日(木)から20日(金)朝にかけて発達した雨雲がかかり、所々で雨が強まりました。

与那国島では、20日(金)午前5時10分までの24時間雨量が180.5ミリと、平年の5月ひと月に降る雨量の約9割に達したほか、石垣島でも20日(金)午前4時40分までの24時間に、101.0ミリの雨が降りました。

沖縄や奄美では、このあとも断続的に雨が降り、局地的には1時間に40ミリというバケツをひっくり返したような激しい雨の降るところがありそうです。

21日(土)朝までの24時間に予想される雨量は、沖縄本島地方で150ミリ、先島諸島で80ミリとなっており、梅雨前線の活動の程度によっては警報級の大雨となるおそれもあります。

引き続き土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水などに十分注意し、発達した積乱雲の下では落雷や竜巻などの激しい突風が起こるおそれもありますので、これらにも十分な注意が必要です。