柿沢未途議員から20万円受け取った区議「今度の区長選に立候補する」 木村前区長を地元商店街に紹介
東京の江東区長選挙をめぐる公職選挙法違反事件で、柿沢未途衆議院議員側から現金を受けとった自民党系の区議の1人が、地元商店街の人に「今度、区長選に立候補する」と木村弥生前区長を紹介していたことが新たにわかりました。
東京地検特捜部は、ことし4月の江東区長選挙で、木村前区長を支援した柿沢議員の地元事務所などに家宅捜索に入りました。
関係者によりますと、区長選告示前の4月上旬、自民党系の区議の1人が木村前区長とともに地元の商店街を訪れ、「今度の区長選に立候補する」などと木村前区長を紹介していたことが新たにわかりました。
この区議は、2月頃に柿沢議員側から現金20万円を受け取っていたということですが、日本テレビの取材に対し、「商店街の人に投票を依頼した認識はないが、依頼だと受け止められても仕方がない」と話しています。
この区議は特捜部の任意の聴取でも経緯を説明したということで、特捜部は公職選挙法の買収や事前運動にあたらないかなど、慎重に調べるものとみられます。