児童手当と臨時給付金計38万円誤振り込み…返還されず 飯田市
長野県飯田市は16日、児童手当と臨時給付金あわせて38万円を誤って別の世帯に振り込んでいたことを明らかにしました。誤って振り込まれた給付金などは現在も返還されていないということです。
飯田市によりますと、2019年6月から去年9月までの児童手当28万円と去年年末の子育て世帯への臨時特別給付金10万円のあわせて38万円を誤って別の世帯に振り込んでいたということです。住民の口座情報を変更しようとした際、誤って同姓同名の別の人の口座を変更してしまったことが原因だということです。
今年1月に対象の住民から振り込まれていないという連絡があり、10万円の給付金は今年2月に支給されましたが、児童手当は担当者が適切な処理を行わず、6月まで支払われていませんでした。
誤って入金された世帯の住民に市の職員が面会して返還を求めましたが、現在も返還されていないということです。
この問題を受けて、飯田市は健康福祉部長を減給処分、子育て支援課長を戒告処分としたほか、市長も減給処分とする方針です。