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宿泊型ボランティア受け入れ開始…長時間の活動へ 石川で被災地の近くに拠点

2024年2月26日 11:50
宿泊型ボランティア受け入れ開始…長時間の活動へ 石川で被災地の近くに拠点

能登半島地震の発生から57日目。石川県では長時間のボランティア活動ができるよう、被害が大きかった被災地の近くに宿泊拠点を設置し、26日から宿泊型のボランティア受け入れを開始しました。

穴水町(あなみずまち)から中継です。

ボランティアの宿泊拠点が設置される穴水町では、廃校になった中学校を利用したボランティアの宿泊が、26日から始まります。

石川県が初めて受け入れる1泊2日型のボランティアおよそ40人は、26日朝早く、金沢駅に集まりました。

長野県から(50代)
「泊まることによって被災地でのボランティアの時間が延びて、あすも(活動が)できるのでいいと思う」

大阪から(50代)
「大阪からきて3時間活動して帰るのはもったいないと思っていて。まずは第一歩として奥能登ベースキャンプはすごくいいことだと思う」

これまで県が受け入れていたボランティアは、金沢市からバスで片道3~4時間かけて日帰りで往復しており、現地で数時間しか活動できていませんでした。

その対策として、26日設置される「奥能登ベースキャンプ」は、廃校した中学校の使われていない教室にダンボールベッド、体育館にはテントを張り、早速今晩からボランティアが宿泊します。

ボランティアは現在、被災地に向けて移動中で、26日は夕方5時まで活動を行い、夜にはベースキャンプに移動します。

ボランティアの活動が増えることで、日常生活の再建が進むことが期待されます。