被災した女性たちを化粧で笑顔に メーキャップアーティストが輪島市訪問
有名ブランドの専属もつとめたメーキャップアーティストの男性が、能登半島地震の被災地、石川県輪島市を訪れ、被災した女性たちを化粧で笑顔にしました。
被災した輪島市内の寺で、女性たちに化粧をしていたのはフランスの有名ブランド「ジバンシィ」の元専属メーキャップアーティスト、中野剛章さんです。
お寺の断水が解消されるなか、支援を申し出たということです。
メーキャップアーティスト・中野さん
「当たり前の日常が突然奪われてしまった」「メークで少しでも、一瞬かもしれないがうれしい気持ちになってくれれば、それでもうありがたく思います」
化粧が終わると、思わず笑みがこぼれます。
被災者の女性
「顔を洗う水も貴重でメークには使えなかった。テンション上がる。頑張らなくっちゃという感じ」
避難所暮らしで地震のあと初めてのメークだった人もいて、中野さんは「今後も要望があれば続けていきたい」と話しています。