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フェスで“性暴力事件” 「触られたくないなら…」二次加害の投稿も DJ SODAさん「正当化できない」、主催側は法的措置へ

2023年8月17日 10:49
フェスで“性暴力事件” 「触られたくないなら…」二次加害の投稿も DJ SODAさん「正当化できない」、主催側は法的措置へ
大阪であった音楽フェスで、アーティストが胸を触られる被害を受けました。主催者側は、性暴力事件として法的措置を取る構えです。大阪府の条例違反にあたる可能性がありますが、SNS上ではアーティストの服装が原因であるかのようなコメントもありました。

■SODAさん「あまりにも大きな衝撃」

有働由美子キャスター
「DJ SODAさんのX(旧ツイッター)に投稿され、問題になっている画像があります。よく見るとSODAさんの方に手が伸びて、明らかに胸を触っているのが分かります。別の画像でも、胸に手が伸びています」

「13日に大阪で行われた音楽フェスでの行為ですが、主催側は『性暴力事件』だとして法的措置を取るとしています」

小栗泉・日本テレビ解説委員長
「被害を訴えているのは、韓国出身のDJ SODAさん。インスタグラムのフォロワーが515万人以上いて、影響力があるアーティストです」

「SODAさんは自身のSNSで『公演の最後の部分で数人が突然私の胸を触ってくるというセクハラを受けました』『あまりにも大きな衝撃を受けて未だに怖くて手が震えています』と投稿しています。男性だけではなく、女性からも胸を触られたと訴えています」

■迷惑防止条例違反にあたる可能性

有働キャスター
「主催側は『法的措置を取る』と毅然とした態度を見せていますが、実際にはどんな罪に問われる可能性があるのでしょうか?」

小栗委員長
「性犯罪に詳しい青木千恵子弁護士によると、今回の場合は大阪府の迷惑防止条例違反にあたる可能性があります。6か月以下の懲役、もしくは50万円以下の罰金という罰則つきで、痴漢行為を取り締まるためのものです」

■SNSには「服装」批判する声も

小栗委員長
「ただSNSでは『触られたくないなら胸強調する服着るな』『セクハラしたファンも悪いけど自分も悪いんじゃない』などと、SODAさんの服装が原因であるかのようなコメントもありました」

「こうした声にSODAさんは、自身のX(旧ツイッター)で『私がどんな服を着ていたとしても私に対してのセクハラと性的暴行は正当化できない。自分が着たい服を着る自由があるし誰も服装で人を判断できない』と投稿しています」

■辻さんに聞く…「性被害」軽視の風潮

辻愛沙子・クリエイティブディレクター(「news zero」パートナー)
「今回のことは、直接DJ SODAさんに性加害をした人だけの問題ではないと考えるべき出来事だなと思います」

「というのも、こういったフェスやライブなどの人混みで来場者も被害を受けることは少なくないですし、『よくあることだよね』と軽視されてきた風潮がこれまであるように思います」

「ただ勝手に人の体を触るという性暴力がこれだけ日常的になっていること自体がそもそもおかしいです。どんな場所でも、どんな服装や振る舞いでも、どんな職業やキャラクターの人でも、そんなことは一切加害の理由にはなりません」

「『加害を許さない』ということ以外、何を議論することがあるのかと、あふれかえる二次加害のSNSでの投稿を見て思っていました。被害を受けた人に理由や責任を求めるのはとにかく筋違いですし、それ自体も性加害の1つだと自覚してほしいなと思います」

有働キャスター
「辻さんのおっしゃる通りですし、主催者がいち早く『性暴力だ』とSODAさんを守る声明を出したのは良かったと思います」

「被害者を孤立させない。そういう声が少しずつ増えてきているのも心強く、大切なことです。こうして確実に一歩一歩、変えていきたいと思いました」


(8月16日『news zero』より)