ANAとJAL、業務の一部“共通化” 仙台空港でスタート
全日空と日本航空は、空港の地上スタッフの人手不足に対応するため、仙台空港でお互いの業務の一部を共通で行う取り組みをスタートさせました。
全日空と日本航空では、先月から、全国10か所の空港で航空機の誘導やベルトローダーの運転などの一部の地上業務について「作業資格」を相互承認し、作業を共通化する取り組みを始めました。
今回の取り組みは1社の資格を持っている場合、両社の違いを確認する座学を受ければ、もう一社の資格を得て作業を行えるようにするものです。
これにより、訓練時間の短縮や業務の効率化が見込まれていて、仙台空港でも運用が始まりました。
日本通運 千葉晃史さん
「ANAとJAL両方きょうは振りましたが緊張感をもって作業することができました」
日本通運 鈴木浩司さん
「今は7つの資格ですがこれから拡大することで大きな時間を削減できるしライン導入(スタッフの現場投入)も早期に実現できる」
グランドハンドリングのスタッフは、コロナ禍の航空需要の減少で離職者が相次いだ中、コロナ後は利用客の増加で需要が高まっていて、両社では共通化できる資格を増やしていきたい考えです。