天皇ご一家 4年ぶりに那須でご静養 出迎えの小学生に「夏休みはどうでした?」
天皇皇后両陛下と愛子さまが、栃木県にある那須御用邸で静養に入られました。ご一家の静養は4年ぶりです。
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21日午後3時半ごろ、天皇皇后両陛下と愛子さまが、新幹線で栃木県の那須塩原駅に到着されました。駅には4年ぶりの那須入りを待っていた人たちが多く集まり、天皇ご一家はマスクを着用し丁寧に言葉を掛けられました。
地元の小学6年生の男の子に対しては…
天皇陛下
「夏休みはどうでした?」
小学6年生
「楽しかったです」
愛子さま
「宿題もいっぱいありましたか?」
小学6年生
「いや、ほとんど終わっています」
皇后さま・愛子さま
「素晴らしい」
この男の子にご一家の印象を聞くと「みんなに笑顔で振る舞って、優しく感じてすごかった」
出迎えに集まった人
「うれしくてだめです。感激しちゃいました」
「本当にすてきにお嬢様になられて、愛子さまも。感激でした」
また駅では、ハプニングもありました。奥にいる人にも声を掛けようとして、皇后さまが足もとのプランターに気付かずにつまずき、3人で笑い合われる場面もありました。
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今から21年前の2002年8月、陛下は生後8か月の愛子さまをおぶって栃木県の湿原を散策されました。ご一家は、毎年のように夏に那須を訪れ、静養されてきました。
しかしコロナ禍以降は那須への訪問を控えられ、前回、滞在したのは4年前の2019年8月のことでした。ご一家は、愛犬の由莉とともに御用邸内を散策し、報道陣の取材に応じられました。
そのときのほほえましい場面が、映像に残っています。
陛下
「あっトンボが来ましたよ」
愛子さまの手にトンボがとまったのです。
皇后さま
「(トンボに)好かれている」
ご一家は笑顔を見せられました。
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そして今回、実に4年ぶりとなる那須でのご静養。陛下は、9月1日にある宮中祭祀のため一度帰京し、その日のうちに那須に戻られる予定です。