静岡市清水区6.3万世帯で大規模断水が続く 自衛隊に災害派遣要請
台風15号による大雨の影響で、静岡市清水区では、3日目の26日も6万世帯を超える大規模な断水が続いています。こうした事態を受け、川勝知事は、26日午前、自衛隊に対し、災害派遣を要請し了承を得たという事です。
興津川の取水口が流木などで詰まり発生した静岡市清水区の大規模な断水被害について、静岡市は26日現在もおよそ6万3000世帯に及んでいると発表しました。
静岡市清水区の小学校では、近くの住民がタンクなどを持参して給水を待つ長蛇の列ができていました。清水区内では26日も生涯学習交流館や小学校など27か所のほか、清水港でも海上保安庁の巡視船が給水活動を行っています。
自宅が断水した女性は「トイレと洗濯ができないし、料理が作れても洗い物ができない」
また、静岡市の田辺市長は25日、被災した水道施設などを視察し、「1週間以内に断水を解消したい」と復旧の見通しを示しています。