日本で初めての鉄道が開業して10月14日で150年を迎えました。鉄道発祥の地、東京・新橋で行われた記念イベントには、大の鉄道好きとして知られる、アメリカのエマニュエル駐日大使の姿もありました。

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14日午前9時半ごろ、いつもは通勤客で混雑する東京・新橋駅のホームには、いつもと違う光景が広がっていました。

やって来たのは、鉄道開業150周年を記念した特別列車「なごみ」です。150年前の10月14日、新橋－横浜間で日本初の鉄道が開業しました。

14日朝、「なごみ」の出発式が行われ、多くの鉄道ファンが集まりました。そして、午前9時半ごろ、駅長が「出発！」と合図を送ると、生演奏が流れる中、列車は、当時の終着・横浜駅（現在の桜木町駅）を目指し、開業当時の沿線などをたどりました。

特別列車を見送って2分後、同じホームに東海道線が到着。赤い敷物も片付けられ、数分でいつもの駅の光景に戻りました。時間の正確さが名高い日本の鉄道らしく、式典も秒刻みで無事終了しました。

横浜市では雨の中、特別列車を待ち受ける人たちの姿がありました。正午前、桜木町駅を出発した特別列車は、午後4時過ぎに新橋駅に戻ります。

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その新橋駅前で行われている記念イベントに訪れたのは、アメリカのエマニュエル駐日大使。大の鉄道好きとして知られる“鉄ちゃん”大使です。今年1月に駐日大使となり、日本の鉄道を堪能しています。

5月に阪急電鉄に乗ったときには、「ふかふかの座席がすごく気に入りました！　ハンキューベリーマッチ」と、アメリカ大使館のツイッターに投稿。10月1日にも、東横線に乗って横浜へ行ったことを投稿していました。

そんな“鉄ちゃん”大使が14日の記念日を放っておく訳がありません。JR東日本の社員を紹介され、思わず鉄道愛を口走る瞬間も！

JR職員
「ハロー！」

アメリカ・エマニュエル駐日大使
「アイラブユー　アイラブユートレイン」

記念の乗車券をもらったエマニュエル駐日大使は、「ミーティングで退屈なときに、これをみて楽しませてもらうよ」と話し、鉄道とふれあう“つかの間の時間”を楽しんでいました。