「放課後児童クラブ」利用者数が過去最多
働いているなどの理由で、日中や夕方に家庭に保護者がいない児童が利用する「放課後児童クラブ」の利用者数が過去最多となったことが分かりました。
今年5月時点の「放課後児童クラブ」の利用者は、前の年より6万2568人増加し、151万9952人となり、統計をはじめた1998年以降過去最多となったことが分かりました。
こども家庭庁は増加について、共働き家庭が増えたことによるニーズの高まりや、放課後児童クラブの受け皿の整備が順調に進んでいることが理由だと分析しています。
一方で、待機児童数は、1万7686人となっていて、前の年と比べておよそ1400人増加している状況で、特に必要性が高い小学校1年生の待機児童数も2200人ほどいる状況です。
このような状況をうけ、政府は放課後児童クラブを開設する場の確保のための施設整備の推進などを盛り込んだ「放課後児童対策パッケージ2025」をまとめました。
こども家庭庁は、「さらなる受け皿の確保が求められている。引き続き個別の課題に応じた支援をする必要がある」としています。