児童虐待のさらなる調査 「宗教2世」団体ら、こども家庭庁に要望
保護者の信仰を背景にした児童虐待について、いわゆる「宗教2世」の団体などが、さらなる調査をこども家庭庁に要望しました。
保護者による「宗教2世」への虐待については、こども家庭庁が当事者や児童相談所などへの調査を行い、先月結果を発表しています。
「宗教2世」の団体などは16日に会見し、国が初めて調査したことを評価した上で、「当事者の調査は小規模だった」として、より幅広い年代を対象に、大規模な調査の実施をするよう、こども家庭庁に要請したことを明らかにしました。
また、調査報告書に盛り込まれた専用の相談窓口や、支援機関の整備についても、速やかに行うよう求めたということです。
こども家庭庁の調査では、児童相談所が去年9月までの1年半で対応した「宗教2世」への保護者による虐待が、47件だったことなどが報告されています。