東京都コロナ専門家会議「爆発的な感染状況が継続」
東京都は新型コロナの専門家会議を開き、感染者数の7日間平均は前週を下回りましたが、専門家は「爆発的な感染状況が継続」との考えを示しました。
大曲貴夫医師「新規感染者の7日間平均は前回をわずかに下回ったものの、爆発的な感染状況が継続している」
東京都内の感染者数の7日間平均は、9日時点で前週の96%ほどと前週を下回りました。しかし、専門家は、「爆発的な感染状況」と指摘し、ピークアウトについては、検査が行き届いていない可能性やお盆の人の移動による影響の可能性があることから、「まだわからない」としました。
また、重症化リスクの高い65歳以上の高齢者は、感染者の10.3%を占め、5週連続で増加していると報告されました。
一方、医療提供体制については、入院患者数と重症者数が増加し、特に、高齢者の割合が高い値で推移していると報告されました。
また、感染などによって、医療従事者が就業制限を受け、充分に配置できなくなっていると指摘され、いまの感染状況が続けば、「必要な治療が受けられない人が数多く出てくる状況が発生する」と危機感が示されました。