舳倉島の地震観測地点で障害発生「緊急地震速報」最大10秒程度の遅れも 能登半島の北
石川県能登半島の北に位置する舳倉島にある気象庁の地震観測地点で、22日午後から障害が発生しています。仮に、この付近で地震が発生した場合、緊急地震速報の発表が最大で10秒程度遅れる可能性があるということです。
気象庁によりますと、22日午後1時半ごろから石川県舳倉島の地震計から観測データを送るための通信機器に障害が発生してデータが送れない状況になっています。
このため、舳倉島の震度情報が発表できないほか、仮に舳倉島周辺を震源とする地震が発生した場合、緊急地震速報の発表が平常時より最大で10秒程度遅れる可能性があるということです。
石川県能登地方では地震活動が相次いでいて、今月19日と20日にそれぞれ震度6弱と震度5強の揺れを観測していますが、観測点の障害の原因は地震によるものではないとみられています。
復旧のメドはたっていないということで、気象庁は引き続き原因の調査と復旧を急ぐことにしています。