藤井聡太五冠と羽生善治九段の初めてのタイトル戦が始まりました。8日から始まった王将戦七番勝負の第1局で、現在、最多タイトル保持の藤井五冠に、歴代最多タイトル獲得の羽生九段が挑んでいます。

羽生九段のタイトル戦登場はおよそ2年ぶりで、タイトル戦での2人の対決は初めてです。

対局中、お互いに時間を使って読みを深める姿が見られ、午後6時すぎ、相手に指し手が分からないよう紙に書く「封じ手」が行われ、初日を終えました。現在の形勢は、ほぼ互角とみられています。

先に4勝すると王将のタイトルを獲得する王将戦七番勝負。第1局は9日午前9時に再開され、午後には勝敗が決まる見通しです。