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警視庁「組織犯罪対策部」4月に改編へ

2022年1月28日 20:36

複雑かつ巧妙化する組織犯罪に的確に対応するため、警視庁は「組織犯罪対策部」を、ことし4月に改編し、全国の警察で初めてマネー・ロンダリング(=資金洗浄)を専門に捜査する担当課を置くことを決めました。

警視庁によりますと新たな組織犯罪対策部では、マネー・ロンダリングを専門に捜査する「犯罪収益対策課」が、全国の警察で初めて設置されます。

これまで組織犯罪対策総務課にあった「マネー・ローンダリング対策室」とカード犯罪の捜査班を統合し、取り締まりの強化を進めるということです。

また、外国人犯罪を取り締まる組織犯罪対策1課と2課は「国際犯罪対策課」に、暴力団の対策と事件捜査を行う3課と4課は「暴力団対策課」に統合されます。

薬物事件などを捜査する5課は、密輸の取り締まり強化のため人員が増強され、「薬物銃器対策課」となります。

組織の改編は、ことし4月からで改編は2003年に組織犯罪対策部が発足してから初めてです。