JAXA燃焼実験中に爆発 永岡文科相「まずは影響等の精査をしっかりと…」「これを糧として宇宙開発を進めていきたい」
秋田県にあるJAXAのロケット実験場で、次世代型の小型ロケット・イプシロンSロケットのモーターの燃焼実験中に爆発が起きました。
文部科学省によりますと、14日午前9時過ぎ、秋田・能代市にあるJAXAのロケット実験場で、次世代型の小型ロケットであるイプシロンSロケットのモーター燃焼実験中に爆発が起きたということです。
爆発は実験開始から、57秒後に起きたということですが、実験はあらかじめ管理がされた立ち入り規制エリア内で行われていて、現時点でケガ人や人的被害は確認されていないということです。
この実験はイプシロンSロケットの第2段モーターの性能を確かめるもので、モーターがどのように着火するか確認するほか、着火後に推力が想定通り発揮されるかなどについて調べるものでした。
イプシロンSロケットは、来年度以降の打ち上げを目指していて、第2段モーターの地上実験は今回が初めてだということです。
この件について、永岡文科相は閣議後の会見で次のように述べました。
永岡文科相
「研究開発の途中での爆発ということなので、まずは影響等の精査をしっかりとしてまいりたい」「実験場でのことなので、これを糧としてもっと宇宙開発をしっかりと進めて参りたい」