5億円の詳細が判明…葛飾区保育園補助金過払い問題
東京・葛飾区が区内にある私立認可保育所に補助金を5億1000万円あまり多く支給していた問題で、区議会の臨時委員会が開かれ、年度ごとの過払い金の詳細が報告されました。
この問題は、葛飾区が区内の私立認可保育所に4年間にわたって補助金を多く支給していたものです。
23日に開かれた葛飾区議会の保健福祉委員会では、年度ごとの過払い金の詳細が報告されました。
2018年度は41の保育所で約1億1567万円。2019年度は48の保育所で約9485万円。2020年度は51の保育所で約1億1981万円。2021年度は58の保育所で約1億8148万円。
4年間では72の保育所で約5億1181万円の補助金の過払いがあったことが報告されました。
日本テレビが入手した区の調査結果をまとめた内部資料では、誤って支給された補助金が4年間で4000万円を超える保育所もあったと試算されています。
過払いした補助金について、葛飾区の青木克徳区長は、保育園側には返還を求めないと表明しています。
23日は午後から区議会本会議が開かれ青木区長があらためて、議会に報告する予定です。