【解説】東京でも一気に冬の寒さに… 19日以降の気温は?
18日は強い寒気の影響で各地で気温が低くなり、東京も一気に冬の寒さになりました。この先、気温はどう変化していくのか、気象予報士の木原実さんに聞きました。
■今シーズン一番の強い寒気が南下
18日は関東でも冷たい北風が吹き、東京都心でも午後1時の気温が13.2℃と、前日17日より10℃も低くなりました。この原因となったのが上空に流れ込んできている真冬並みの寒気です。
上空1500メートル付近で-6℃以下という、降水があれば平地でも雪になるような寒気が北日本から関東北部を、そして、山で雪になる目安となる0℃以下の寒気が、西日本や関東をすっぽりと覆う予想です。この寒気の影響で、19日は各地で今季一番の寒さが予想されるほか、山沿いを中心に雪の降り方が強まりそうです。
■北日本では“警報級の大雪”おそれも
雨と雪の予想をみると、18日午後6時の時点で、北海道や東北の日本海側のほか、北陸や関東北部の山沿いなどでも雪が降っている予想です。ピークは18日夜から19日未明で、北海道や青森では雪の降り方が強まって警報級の大雪となるおそれがあるほか、東北の日本海側や北陸では、初雪となる所もあるかもしれません。19日午前中には次第に雪はやむ見込みですが、朝は冷え込みも強まりますので、特に山間部では雪や路面凍結によるスリップ事故などに十分な注意が必要です。
■東京も師走並みの寒さに
この先の気温を、東京を例にみてみると、18日の最高気温は18.9℃でしたが、これが19日、20日とさらに下がって、12℃から13℃と、かなり寒く感じられるでしょう。朝も今季一番の冷え込みとなりそうです。その後、21日から22日あたりは一旦気温が上がりますが、23日以降は再び平年を下回る寒さとなりそうです。季節外れの暖かさから一気に寒くなりますので体調管理、そして山沿いを中心に雪や凍結による事故などに十分ご注意ください。