今年初40℃も 各地で“体温超”災害級の暑さ…まるで「サウナ」命を守る対策は【バンキシャ!】
七夕の日曜、全国で今年初めて気温40℃を記録した静岡市をはじめ、各地で災害級の暑さとなりました。体温を上回るような気温のなか、各地で行われた様々なイベントに参加した人たちは、どのような工夫をして猛暑を乗り切ろうとしたのか、取材しました。【真相報道バンキシャ!】
***
容赦のない暑さ――
バンキシャ!
「秋葉原駅近くの歩行者天国です。暑いからかあまり人が歩いていません」
外国人観光客にも人気の東京・秋葉原だが…
バンキシャ!
「暑さで疲れちゃったのでしょうか…スーツケース置いて座り込んでいる外国人もいますね」
日陰となっている歩道脇で休憩する人が相次いでいた。
7日、東京都心の最高気温は、34.4℃まで上昇。アメリカから来たという観光客は…
アメリカから
「ノンストップで汗をかいている。シャツはびちょびちょです。帽子をかぶって水ボトルをもって歩き回っている」
明日帰国予定のため、この暑さでも観光を楽しんでいた。
ノルウェーから初めて日本に来たというカップルは…
ノルウェーから
「ノルウェーはすごく寒いので、日本に逃げてきました」
“暑さを求めて”来日したというが…
ノルウェーから
「倒れたくないので、水をたくさん飲むようにしています。エアコンの効いたお店に入るようにしています」
バンキシャ!
「うわ、びしょびしょだ」
ノルウェーから
「髪は汗でびしょびしょです」
扇子や日焼け止めを買うなど、徐々に“ニッポンの暑さ”に慣れていきたいと話していた。
***
東京・池袋も強烈な日差しが照りつけた。行われていたのは、コスプレイベントだ(acosta!@池袋サンシャインシティ)。
バンキシャ!
「首が暑そうですね。ああ、汗かいてる…」
大粒の汗がとまらない。人気アニメのコスチュームに身を包んだ2人も…。息苦しい暑さの中、ポーズをとり続ける。
コスプレの2人
「めちゃくちゃ暑いです…」
そこで撮影の様子をサーモカメラで見てみると。
バンキシャ!
「41℃、40℃…。平均で41℃くらいになっていますね」
体はおよそ40℃を示すオレンジ一色に。さらにウィッグをかぶった頭は、およそ50℃を示す黄色になっていた。
こちらの3人、衣装は…長袖!
バンキシャ!
「どうですか?きょうの気温」
コスプレの3人
「やばいです、やばいです」
バンキシャ!
「ウィッグの中は?」
コスプレの3人
「ウィッグもう蒸れ蒸れです。やばいです」
「ずっとこうやりながら…」
あまりの暑さに…。撮影を一時中断して室内に避難。
「気持ちいい」
「涼しい! めっちゃ涼しい」
熱中症対策のため、体を休めて塩分をチャージする。そして再び、撮影へと戻っていった。
***
7日、「熱中症警戒アラート」が発表されたのは、2024年最多となる26の都と県。東京消防庁管内では午後3時までに86人が熱中症とみられる症状で救急搬送された。
また、三重県伊賀市ではこの暑さで死者も。草刈り中だった81歳の男性が倒れ、病院で死亡が確認された。死因は熱中症だという。
そして7日、最も暑かったのは、静岡市。全国でことし初めて、気温が40℃に達した。
静岡第一テレビ 伊藤薫平記者
「先ほど40℃を記録した静岡市駿河区です。30℃台までしか測れない温度計はエラーになりました」
まさに“災害級の暑さ”――
7日は全国914地点中、今年最多となる244地点で35℃以上の「猛暑日」となった(気象庁HPより午後5時時点)。
全国で2番目に暑かったのは群馬県。39.8℃を記録した。午前11時半すぎ、高崎市に取材に入ると…
伊藤アナウンサー
「暑っ! うわ、日差し強い! 暑いですね…」
さすような強烈な日差しが容赦なく照りつける。神奈川県から友人を訪ねてきたという人は…
バンキシャ!
「高崎に来て、暑さはどうですか」
神奈川県から来た人
「違いますね、レベルが。なんか下から燃え上がってるみたいな」
「駅出たときに、ガスコンロの上にいるみたいな気持ちになって」
友人とは久しぶりの再会だが、きょうの過ごし方は…
神奈川県から来た人
「あんまり外に出たくないので」
バンキシャ!
「友人の家にひきこもる可能性?」
神奈川県から来た人
「そうですね。ひきこもって終わるかなと。外に出る気力がない」
***
今年一番の暑さとなった埼玉県秩父市(最高気温37.4℃)。
豊かな自然や遊具などが楽しめる公園では、家族連れが楽しんでいたが、体温並みの暑さに…
父
「ちょっと遊んだら帰ろう」
娘
「なんで?」
父
「なんでって暑いじゃん」
多くの親子が、熱中症にならないようこまめな水分補給を心がけていた。ただ、園によると猛暑の影響か、きょうの人出は普段の30分の1ほどだったという。
また、この連日の猛暑に翻弄される人たちも相次いでいる。
6日、関東を襲ったのは、暑さだけではなく…
バンキシャ!
「原宿駅前には…。(雷)やばっ」
東京・杉並区、午後4時ごろ。
バンキシャ!
「(雷鳴)あぶない、中入ろう」
猛暑の影響で大気の状態が非常に不安定となり、各地で激しい雷雨となった。
さいたま市 6日午後4時半ごろ。
バンキシャ!
「すごい雨だな」
この大雨をもたらした“災害級の暑さ”
6日、街で聞かれたのは、想像以上の暑さで「予定を変えた」という声だ。
会社員(28)
「ディズニーランドとか行こうとしていたんですけど、暑いのでやめました」
会社員(27)
「待ち時間とかあるので、暑いかなって」
あまりの暑さにデートプランを変更したという。
扇風機を使っても汗が止まらないこちらの人は…
会社員(29)
「ビアガーデンを、時間を夜にして、あきらめました、昼は」
原宿にいた大学生2人もあきらめたことが…
大学生(18)
「暑すぎて、本当はプリントシールも撮りたかったんですけど、暑くてここに来るまでにめっちゃ汗かいちゃったんで」
「盛れないから…お金の無駄だからやめようって」
夜まで、涼しいカフェで過ごすという。
***
猛暑日の地点が、今年初めて160を超えた5日。
千葉県成田市で行われていたのが…
「よいしょ~」
およそ300年の歴史を誇る、成田祇園祭だ。
「せーの!!!」
山車が出発。
「おいさー!!」
多くの観光客が集まるこの祭り。予定の変更は難しい。ただ、気温を測ってみると…
バンキシャ!
「手元の気温は37℃です」
この日、千葉県には「熱中症警戒アラート」が出ていた。災害級の暑さを、どう乗り越えるのか――
祭に参加している人たち
「おいさー!」
「大丈夫か?」
「おえ?」
「水飲んでこう」
「間違いねぇな」
「今チャンスだぞ」
山車を引く子どもたちを扇ぐ人たちの姿も。
さらに、こんな人も。
バンキシャ!
「山車の中心には、クーラーボックスを引いている方がいらっしゃいます」
バンキシャ!
「これは?」
祭に参加している人
「これは水です」
バンキシャ!
「水を引きながら?」
祭に参加している人
「そうです」
中には、スポーツドリンクや冷却スプレーなどが詰められていた。出発から30分。たまらず、日陰に避難。
バンキシャ!
「どうですか?」
祭に参加している人
「大変です。やばい」
そこで配っていたのは、塩分を補給できるタブレット。
バンキシャ!
「30分やってみてどうですか?」
祭に参加している人
「つらいっすね。こんなに暑いと思わなかった。毎年暑いですけど、今年は異常ですね」
中には、体調不良を訴える人も。すると…
祭に参加している人
「申し訳ありませんが、1回ここで納車をさせていただきます。運行を変更して、ここで納車させていただきます!」
祭に参加している人
「熱中症で人が倒れているので…天気が良すぎて、若い衆が持たないんで」
予定では、成田山新勝寺を出て、JR成田駅や市役所をめぐる約3.6キロのルートだったが、わずか約700メートルで中断した。
成田祇園祭 実行委員
「来年以降のお祭りでも、今までと同じようなお祭りはできない可能性も十分あるので、そこら辺も検討材料に、各町内、判断しなきゃいけないと思います」
***
同じく、5日。熱中症警戒アラートが出た静岡県。
バンキシャ!
「炎天下で作業が進められています」
行われていたのは、アパートの建築工事。取材しているディレクターも…
バンキシャ!
「サウナにいるみたい…」
汗が噴き出すほどの暑さのなか、現場で徹底されていたのが…
バンキシャ!
「鳴った鳴った鳴った! ピピッピピッ! 鳴っています」
突然鳴った警告音。暑さ指数、気温、湿度が表示され、熱中症になる危険が高まると音が鳴る仕組みだ。すると…
大東建託 工事責任者 加賀谷槙哉さん
「水分補給をしてください」
「アラームなりましたよ」
現場の責任者が、作業員1人1人に、水分をとるよう促していた。
バンキシャ!
「中身は何ですか?」
作業員
「麦茶」
バンキシャ!
「めちゃくちゃでかいですけど、容量はどれくらい入っている?」
作業員
「これは4リットル」
バンキシャ!
「4リットル?! 初めて見ました、そんなでかいの」
作業員
「これじゃ足りないくらい。これプラス2リットル、多いときは倍くらい飲む」
*7月7日放送『真相報道バンキシャ!』より
***
容赦のない暑さ――
バンキシャ!
「秋葉原駅近くの歩行者天国です。暑いからかあまり人が歩いていません」
外国人観光客にも人気の東京・秋葉原だが…
バンキシャ!
「暑さで疲れちゃったのでしょうか…スーツケース置いて座り込んでいる外国人もいますね」
日陰となっている歩道脇で休憩する人が相次いでいた。
7日、東京都心の最高気温は、34.4℃まで上昇。アメリカから来たという観光客は…
アメリカから
「ノンストップで汗をかいている。シャツはびちょびちょです。帽子をかぶって水ボトルをもって歩き回っている」
明日帰国予定のため、この暑さでも観光を楽しんでいた。
ノルウェーから初めて日本に来たというカップルは…
ノルウェーから
「ノルウェーはすごく寒いので、日本に逃げてきました」
“暑さを求めて”来日したというが…
ノルウェーから
「倒れたくないので、水をたくさん飲むようにしています。エアコンの効いたお店に入るようにしています」
バンキシャ!
「うわ、びしょびしょだ」
ノルウェーから
「髪は汗でびしょびしょです」
扇子や日焼け止めを買うなど、徐々に“ニッポンの暑さ”に慣れていきたいと話していた。
***
東京・池袋も強烈な日差しが照りつけた。行われていたのは、コスプレイベントだ(acosta!@池袋サンシャインシティ)。
バンキシャ!
「首が暑そうですね。ああ、汗かいてる…」
大粒の汗がとまらない。人気アニメのコスチュームに身を包んだ2人も…。息苦しい暑さの中、ポーズをとり続ける。
コスプレの2人
「めちゃくちゃ暑いです…」
そこで撮影の様子をサーモカメラで見てみると。
バンキシャ!
「41℃、40℃…。平均で41℃くらいになっていますね」
体はおよそ40℃を示すオレンジ一色に。さらにウィッグをかぶった頭は、およそ50℃を示す黄色になっていた。
こちらの3人、衣装は…長袖!
バンキシャ!
「どうですか?きょうの気温」
コスプレの3人
「やばいです、やばいです」
バンキシャ!
「ウィッグの中は?」
コスプレの3人
「ウィッグもう蒸れ蒸れです。やばいです」
「ずっとこうやりながら…」
あまりの暑さに…。撮影を一時中断して室内に避難。
「気持ちいい」
「涼しい! めっちゃ涼しい」
熱中症対策のため、体を休めて塩分をチャージする。そして再び、撮影へと戻っていった。
***
7日、「熱中症警戒アラート」が発表されたのは、2024年最多となる26の都と県。東京消防庁管内では午後3時までに86人が熱中症とみられる症状で救急搬送された。
また、三重県伊賀市ではこの暑さで死者も。草刈り中だった81歳の男性が倒れ、病院で死亡が確認された。死因は熱中症だという。
そして7日、最も暑かったのは、静岡市。全国でことし初めて、気温が40℃に達した。
静岡第一テレビ 伊藤薫平記者
「先ほど40℃を記録した静岡市駿河区です。30℃台までしか測れない温度計はエラーになりました」
まさに“災害級の暑さ”――
7日は全国914地点中、今年最多となる244地点で35℃以上の「猛暑日」となった(気象庁HPより午後5時時点)。
全国で2番目に暑かったのは群馬県。39.8℃を記録した。午前11時半すぎ、高崎市に取材に入ると…
伊藤アナウンサー
「暑っ! うわ、日差し強い! 暑いですね…」
さすような強烈な日差しが容赦なく照りつける。神奈川県から友人を訪ねてきたという人は…
バンキシャ!
「高崎に来て、暑さはどうですか」
神奈川県から来た人
「違いますね、レベルが。なんか下から燃え上がってるみたいな」
「駅出たときに、ガスコンロの上にいるみたいな気持ちになって」
友人とは久しぶりの再会だが、きょうの過ごし方は…
神奈川県から来た人
「あんまり外に出たくないので」
バンキシャ!
「友人の家にひきこもる可能性?」
神奈川県から来た人
「そうですね。ひきこもって終わるかなと。外に出る気力がない」
***
今年一番の暑さとなった埼玉県秩父市(最高気温37.4℃)。
豊かな自然や遊具などが楽しめる公園では、家族連れが楽しんでいたが、体温並みの暑さに…
父
「ちょっと遊んだら帰ろう」
娘
「なんで?」
父
「なんでって暑いじゃん」
多くの親子が、熱中症にならないようこまめな水分補給を心がけていた。ただ、園によると猛暑の影響か、きょうの人出は普段の30分の1ほどだったという。
また、この連日の猛暑に翻弄される人たちも相次いでいる。
6日、関東を襲ったのは、暑さだけではなく…
バンキシャ!
「原宿駅前には…。(雷)やばっ」
東京・杉並区、午後4時ごろ。
バンキシャ!
「(雷鳴)あぶない、中入ろう」
猛暑の影響で大気の状態が非常に不安定となり、各地で激しい雷雨となった。
さいたま市 6日午後4時半ごろ。
バンキシャ!
「すごい雨だな」
この大雨をもたらした“災害級の暑さ”
6日、街で聞かれたのは、想像以上の暑さで「予定を変えた」という声だ。
会社員(28)
「ディズニーランドとか行こうとしていたんですけど、暑いのでやめました」
会社員(27)
「待ち時間とかあるので、暑いかなって」
あまりの暑さにデートプランを変更したという。
扇風機を使っても汗が止まらないこちらの人は…
会社員(29)
「ビアガーデンを、時間を夜にして、あきらめました、昼は」
原宿にいた大学生2人もあきらめたことが…
大学生(18)
「暑すぎて、本当はプリントシールも撮りたかったんですけど、暑くてここに来るまでにめっちゃ汗かいちゃったんで」
「盛れないから…お金の無駄だからやめようって」
夜まで、涼しいカフェで過ごすという。
***
猛暑日の地点が、今年初めて160を超えた5日。
千葉県成田市で行われていたのが…
「よいしょ~」
およそ300年の歴史を誇る、成田祇園祭だ。
「せーの!!!」
山車が出発。
「おいさー!!」
多くの観光客が集まるこの祭り。予定の変更は難しい。ただ、気温を測ってみると…
バンキシャ!
「手元の気温は37℃です」
この日、千葉県には「熱中症警戒アラート」が出ていた。災害級の暑さを、どう乗り越えるのか――
祭に参加している人たち
「おいさー!」
「大丈夫か?」
「おえ?」
「水飲んでこう」
「間違いねぇな」
「今チャンスだぞ」
山車を引く子どもたちを扇ぐ人たちの姿も。
さらに、こんな人も。
バンキシャ!
「山車の中心には、クーラーボックスを引いている方がいらっしゃいます」
バンキシャ!
「これは?」
祭に参加している人
「これは水です」
バンキシャ!
「水を引きながら?」
祭に参加している人
「そうです」
中には、スポーツドリンクや冷却スプレーなどが詰められていた。出発から30分。たまらず、日陰に避難。
バンキシャ!
「どうですか?」
祭に参加している人
「大変です。やばい」
そこで配っていたのは、塩分を補給できるタブレット。
バンキシャ!
「30分やってみてどうですか?」
祭に参加している人
「つらいっすね。こんなに暑いと思わなかった。毎年暑いですけど、今年は異常ですね」
中には、体調不良を訴える人も。すると…
祭に参加している人
「申し訳ありませんが、1回ここで納車をさせていただきます。運行を変更して、ここで納車させていただきます!」
祭に参加している人
「熱中症で人が倒れているので…天気が良すぎて、若い衆が持たないんで」
予定では、成田山新勝寺を出て、JR成田駅や市役所をめぐる約3.6キロのルートだったが、わずか約700メートルで中断した。
成田祇園祭 実行委員
「来年以降のお祭りでも、今までと同じようなお祭りはできない可能性も十分あるので、そこら辺も検討材料に、各町内、判断しなきゃいけないと思います」
***
同じく、5日。熱中症警戒アラートが出た静岡県。
バンキシャ!
「炎天下で作業が進められています」
行われていたのは、アパートの建築工事。取材しているディレクターも…
バンキシャ!
「サウナにいるみたい…」
汗が噴き出すほどの暑さのなか、現場で徹底されていたのが…
バンキシャ!
「鳴った鳴った鳴った! ピピッピピッ! 鳴っています」
突然鳴った警告音。暑さ指数、気温、湿度が表示され、熱中症になる危険が高まると音が鳴る仕組みだ。すると…
大東建託 工事責任者 加賀谷槙哉さん
「水分補給をしてください」
「アラームなりましたよ」
現場の責任者が、作業員1人1人に、水分をとるよう促していた。
バンキシャ!
「中身は何ですか?」
作業員
「麦茶」
バンキシャ!
「めちゃくちゃでかいですけど、容量はどれくらい入っている?」
作業員
「これは4リットル」
バンキシャ!
「4リットル?! 初めて見ました、そんなでかいの」
作業員
「これじゃ足りないくらい。これプラス2リットル、多いときは倍くらい飲む」
*7月7日放送『真相報道バンキシャ!』より