「スマホ依存」で…“スマホ認知症”の可能性 20代でも「めまい」「物忘れ」
20代の6割が「スマホ依存症」を自覚しています。つまり、自分ではコントロールできないほど、スマートフォンの利用がやめられない状態に陥っている20代の人が6割もいると、調査会社が明らかにしました。
「依存しているな」と思う理由を聞いてみると、スマホが「手放せない」「ないと不安になる」「トイレや風呂にも持っていく」などの答えが返ってきました。
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中島芽生アナウンサー
「中川さんも同じ20代ですが、どれくらい日々使っていますか?」
中川大輔さん(俳優・モデル 「news zero」金曜パートナー)
「普段は平均1日2時間半くらいでドラマを見たりしています。ただ、休みの日は、わかっていながらやめられないですよね。気になる動画が次から次へと出てくるので、見ちゃいますよね」
中島アナウンサー
「20代の方のうち、実は1日に4時間以上使っているという人が48%もいて、さらに、目の疲れを実感したという人が62%もいたということです」(調査会社による)
「実際、若い人たちはどうなのか聞いてみました」
23歳(新橋)
「休日は7時間とか。ネットフリックスとかYouTube。漢字とかわからなくなる。(スマホだと)変換ですぐでるので、どうやって書くんだっけって」
高校生(16歳、渋谷)
「よく眠りにつけないとか、疲れ溜まっているとかある」
高校生(16歳、渋谷)
「寝坊とか」
■「スマホ依存」で若者に認知症のような症状が…
こうしたスマホの依存によって脳の働きが低下し、若い人でも“スマホ認知症”に陥っている可能性があると工藤千秋医師は指摘します。
脳が疲れてパンクしている状態になってしまって、眠気、めまい、物忘れ、集中できないなど、認知症のような症状が若い人でもでてきてしまうといいます。
これを防ぐためには、1~2時間スマホを使わない、公園で散歩するなどして脳を休ませて、リラックスさせるのが大切なんだそうです。
■“スマホ認知症”ならないための対策は? 中川大輔に聞く
中島アナウンサー
「中川さん、何か対策をとられていますか?」
中川さん
「僕は姿勢を気にしていますね。スマホでドラマなどを見るときは、目から離して見ています。(下を向くと)どうしても目と首が疲れちゃうので、姿勢を気にして(スマホを)見るようにしています」
中島アナウンサー
「なかなか斬新ですね」
中川さん
「台本を読むときはスマホをほかの部屋に置いといて、集中が途切れないように対応しています」
中島アナウンサー
「たまには『スマホ離れ』をする日をつくってみるのもいいかもしれません」
(12月8日放送『news zero』より)