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仕出し業者を営業禁止処分に 幼稚園などにも弁当を提供… 71人が体調不良、食中毒と断定 新たな体調不良の報告も 岐阜・岐南町

2025年3月3日 18:05
仕出し業者を営業禁止処分に 幼稚園などにも弁当を提供… 71人が体調不良、食中毒と断定 新たな体調不良の報告も 岐阜・岐南町
岐阜県岐南町の仕出し業者が調理した弁当を食べた71人が、下痢や嘔吐などの食中毒の症状を訴え、一部の人からノロウイルスが検出されました。県は食中毒と断定し、この仕出し業者を営業禁止処分としました。

岐阜県によりますと、2月27日、仕出し業者「バイパス給食センター」が提供した弁当を食べた複数人に「嘔吐や下痢などの症状がある」などと、医療機関から保健所に報告がありました。

その後、保健所の調査により26日に弁当を食べた20歳から83歳の男女71人に同様の症状がみられました。

そのうち10人と弁当を調理した7人からノロウイルスが検出されたことなどから、保健所は弁当が原因で食中毒が発生したと断定しました。

38人が医療機関を受診し、2人が入院しましたが、全員快方に向かっているということです。

保健所は2日付で、仕出し業者を営業禁止処分としました。再発防止措置がとられれば解除となります。

弁当は、26日に343の会社や老人福祉施設、幼稚園などに提供されていて、店の処分発表以降も、新たに体調不良を訴える連絡が寄せられています。

県は、まだ調査をしていない約3200人について、継続して聞き取りなどを行うとしています。
最終更新日:2025年3月3日 18:05
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