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「最新カメラ」で自宅を守る! 愛知県で“侵入盗”の被害急増 今年1月の被害額は全国ワースト

2024年3月7日 17:50
「最新カメラ」で自宅を守る! 愛知県で“侵入盗”の被害急増 今年1月の被害額は全国ワースト
最新の防犯カメラ

愛知県で急増する侵入盗。今年1月の1か月間で、10億円を超える被害が確認されています。防犯には最新カメラが効果的なようです。

2か月で3度“侵入盗”被害にあった事務所 最新の防犯カメラ設置でスピード逮捕

愛知県内のとある事務所に設置された防犯カメラが、出入り口のドアに手をかけ不審な動きをする男を捉えました。

一度は姿が見えなくなりますが、男は工具のようなものを手にして戻ってくると、ドアのカギの部分を叩き始めました。その後も、ドアをがたがたと揺らしたり再び工具で叩いたりを繰り返し、ドアを外して事務所の中へ入っていきました。侵入までにかかった時間は、わずか5分程度です。

実はこの事務所、約2か月の間に3度も侵入盗の被害にあい、合計で約10万円を盗まれました。事務所の男性は「比較的敷地外から敷地内に入るのは容易。敷地内に入ってしまえば、近隣から目の届かない場所で、暗い場所というのもあって、入りやすかったのかなと思う」と話します。

愛知県警によると、今年1月の1か月間で確認された県内の侵入盗の被害は263件で、被害額は10億280万円にのぼります。これは全国ワースト。このうち、一般住宅での被害額は9億5719万円で、わずか1か月で去年1年間の約4割となっています。

被害を防ぐためには、一体どうすればいいのでしょうか。

先ほどの事務所では、2度目の被害の後に、どこにいてもリアルタイムで映像を確認できるスマホ連動型の防犯カメラを設置。3度目に侵入された際、スマホに動体検知の通知が来たため、すぐ110番通報し、防犯カメラの映像を見ながら警察にリアルタイムの状況を説明したことで、犯人のスピード逮捕につながったといいます。


愛知県警も、自宅の防犯対策にスマホ連動カメラの設置を推奨しています。

愛知県警 生活安全総務課 地域安全対策室 鈴木満久室長:
「自分の家の防犯は自分でするというのが基本。スマホ連動カメラはホームセンターで安価で買えて、安心感があるということで、県民がぜひ防犯対策として自主防犯をしていただきたい」

防犯カメラは設置するだけでも抑止力になりますが、手軽に購入できるスマホ連動カメラなら犯人逮捕にも貢献できそうです。

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