岐阜県瑞浪市でリニアのトンネル工事の現場近くの井戸などの水位が低下している問題で、付近にある地面も低下していることがわかりました。

瑞浪市大湫町では今年2月ごろから水源の水位が低下し、一部の井戸が枯渇する問題が起きていて、リニア中央新幹線のトンネル工事が原因とみられています。

現在は工事を中断し、水を止める対策を進めていますが、完了のめどはたっていません。

こうした中、JR東海は27日、水が湧き出ている場所付近で地面が低下していることを明らかにしました。

低下したのは今年5月時点と比べて最大で2.4センチで、少なくとも12か所で確認されたということです。

JR東海は、トンネル工事と地面が低下したことの因果関係を調べるとともに、付近の住宅についても異変がないか調査を行うとしています。