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白菜やレタス、トマトが狙い目!値上がりが“落ち着く”野菜が続々出荷、「レタス鍋」など新感覚鍋にも注目を。

2023年10月18日 11:46
白菜やレタス、トマトが狙い目!値上がりが“落ち着く”野菜が続々出荷、「レタス鍋」など新感覚鍋にも注目を。

猛暑の影響で、野菜の収穫量・入荷量が減少。全国各地で食材の価格高騰が相次いでいる。しかし、産地からの出荷ペースが回復する影響で、実は値上がりが落ち着き、価格が“安定する”野菜もあるのだ。この秋は、値上がりの影響を“受けにくい”野菜を主役に、料理の献立を立ててみては。

価格が“落ち着く”、今後買いたい狙い目の野菜は?

愛知県の青果卸売会社によると、価格が“下がる”見込みはないが、価格が“安定する”見込みのある野菜はいくつかあるという。まずは、鍋料理のメイン野菜でもある、白菜、キャベツ、レタスだ。夏の猛暑で苗を植え直したことで、収穫が遅れているこれらの野菜。収穫期を終え、遅れていた分の出荷がスタートすることから価格が安定すると見込まれている。もう一つが、産地によって収穫時期が異なるトマト。秋冬にトマトの収穫期を迎える産地で、すでに出荷が始まっており、企業への流通が安定したら、価格安定の見込みが期待できるそう。遅延していた出荷ペースが元通りになっていくことで、野菜の価格も安定していくのだ。一方、しばらく高値が予想される野菜は、大根、にんじん、ネギだ。猛暑と干ばつによって、遅延した各産地の出荷スケジュールの影響がしばらく続くという。

しゃぶしゃぶ感覚!今年の秋は“レタス鍋“がオススメ

これからは、買った野菜を無駄にせず、上手に保存していくことが必要だ。「名古屋文理大学短期大学部」食物栄養学科・上田洋子准教授によると、野菜の長期保存方法のポイントは、「乾燥させないこと」・「空気に触れさせないこと」の2つ。上田准教授曰く、「野菜の多くは水分なので、乾燥させないことが大切。(野菜は)収穫後も呼吸しているため、呼吸をさせないということが大事」なのだ。例えば、白菜やキャベツなどの“葉物野菜”の場合、まずは茎の部分に湿らせたキッチンペーパーをあて、ラップで包む。さらに、新聞紙で包み、ビニール袋に入れて保存をすることで、乾燥を防ぎ、長期保存が可能だという。より長く保存するために、冷凍保存も有効だ。さらに、保存時の状態について上田准教授は、「ほとんどの野菜は冷凍が可能。水気をしっかりきって、自分が使いやすいサイズにカットした状態で冷凍することがオススメ」と述べた。また、この冬オススメの鍋レシピとして、価格高騰の影響を“受けにくい”野菜・レタスを主役とした「レタス鍋」をピックアップ。きのこやもやしなど好きな具材を入れて煮込み、サッと湯を通したレタスで具材を巻いて食べるヘルシー鍋で、レタスのシャキシャキとした食感もアクセントだ。

寒い季節が近づく時期、心も体も温まる鍋料理はやっぱり食べたい。価格の安定している野菜を選んだり、“レタス鍋”のように新しい鍋の食べ方を体験してみたり、様々な工夫を重ねながら、今年の食欲の秋を堪能していこう。

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