愛知県蒲郡市のオーダー家具工房「woodworks 時不知」が、地域産業のロープを再活用したオリジナル椅子「KATAHARA STOOL」を製作。蒲郡市近郊の店舗などに無償貸与する取り組みをスタートした。

「woodworks 時不知」によると、蒲郡市はロープ生産量が全国No.1 。ロープは漁業や農業、林業などをはじめ、テーマパークや動物園、各地のお祭りなどにも使用されている。「KATAHARA」とは、そんな蒲郡市のロープ産業発祥の地である形原町（かたはらちょう）に由来。中部繊維ロープ工業共同組合と連携し、端材やサンプルなど不要となったロープをアップサイクルして作られたのが「KATAHARA STOOL」だ。耐久性の強さはもちろん、ロープの特性を活かしたカラーバリエーションやデザインも魅力のひとつ。

「woodworks 時不知」は今回の取り組みについて、「（KATAHARA STOOLを通して）形原地区が“ロープ産業の街”であることにふれ、話題が生まれることで地域の魅力を高めたい」と述べた。