「携帯電話がハッキングされ被害が出ている」などとうそを言い、女性から1100万円をだまし取ったなどとして、指示役とみられる暴力団の組員の男ら4人が逮捕されました。

詐欺などの疑いで逮捕・送検されたのは、住吉会傘下組織の組員、林亮佑容疑者ら男4人です。

警察によりますと、4人は、静岡県湖西市に住む、64歳の女性から、現金1100万円をだまし取ったなどの疑いがもたれています。

4人は、実在するネットワーク関連の団体を名乗り、「携帯電話がハッキングされて被害が出ている」「航空会社に損害が発生していて1100万円で示談に応じる」などと、うその説明をしていたとみられています。

女性は、保険加入金や示談金などの名目で、11回にわたり、計約1億3000万円をだまし取られたということです。

林容疑者は、うその電話をかける「かけ子」グループの指示役とみられています。

警察は、4人の認否を明らかにしていません。