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数百万の被害に遭う事例も!お金を返すふりをして送金させる「還付金詐欺」に注意

2024年2月2日 13:21

消費生活に関する様々な相談が多く寄せられる、愛知県の消費生活相談窓口。愛知県では、そんな窓口に寄せられた相談を集計し、「-消費者トラブル情報- <あいちクリオ通信>(以下:あいちクリオ通信)」を通して、相談事例と共に消費者トラブルに対する注意を喚起しています。

「あいちクリオ通信」の1月号では、「還付金詐欺」について特集。「あいちクリオ通信」によると、相談件数は少ない内容ですが、一度に受ける被害額が数百万におよぶなど多額の被害が発生する点から、注意喚起を含めて、1月号のテーマに決定したそう。

「あいちクリオ通信」によると、「還付金詐欺」とは、お金を返すふりをして送金させる手口でお金をだまし取られてしまう詐欺のこと。例えば、市役所、年金事務所等の公的機関の職員を名乗り、医療費、健康保険料、年金保険料、税金等の還付金を受け取れるという電話が掛かってきて、ATMやインターネットバンキング等でお金を受け取る手続きをするよう指示を受けます。電話でATMやインターネットバンキング等の操作方法を指示され、還付金を自分の口座へ振り込むつもりが、逆に相手側の口座へ振り込まされてしまったり、インターネットバンキングのログインパスワード等を聞き出され、相手方が不正にログイン・操作を行い、お金を引き出されてしまったケースなどがあります。

一度に受ける被害額が、“多額”となるケースが多い「還付金詐欺」。相談事例のなかには、市役所を名乗る人物から「医療費の還付金をATMで受け取れる」という電話があり、指示通りにATMで操作を繰り返したら、逆に数百万円を振り込んで、だまし取られてしまったという事例もあります。

役所等の公的機関から「還付金を支払う」という電話が掛かってくることはなく、かかってきた場合、それはおそらく「還付金詐欺」。還付金に心当たりがある場合は、相手から伝えられた電話番号ではなく、自分で調べた役所等の公的機関の電話番号に連絡し、確認することが必要です。

また、「お金を返すために必要」などと言われても、氏名、住所、金融機関名、口座番号等の個人情報は絶対に教えてはいけません。不審な電話の対策として、防犯機能付き電話機の導入や、電話機の留守番電話機能やナンバー・ディスプレイ機能の活用も対策手段のひとつ。

「あいちクリオ通信」では、不安や疑問を感じたり、トラブルに遭った場合は、すぐに「消費者ホットライン Tel 188」に相談するよう呼びかけを行っています。

詐欺の手口が巧妙化している現代。消費者トラブルの事例や防止策を知り、自分のお金を守る知識を身につけることが必要です。

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